車屋四六の四方山話/アウディQ4-eTronに試乗

2026年以降の新型車を全車EV化、と宣言したのがアウディ。そんなアウディのEV=Q4-eTron/728万円で走ってみた。結論が先だと、素晴らしいの一言。理由=ガソリンのアウディからEVに違和感なく乗りえられるということ。

EVは進化を演出しようと、斬新さを盛りこむ。それを憶え身につける必要があるが、ややこしい。デジタル世代の連中はいいが旦那の車を運転する奥さん、スマホ苦手な老年には斬新さが苦手になる事がある。

例えば空調など、タッチするよりはスイッチのほうがやりやすい。試乗車はスイッチだった。テスラなどはデジタル世代には面白かろうが、アナログ世代には難物である。もっとも坐ってブレーキを踏む→Dにシフト→アクセル踏めば発進などは、分かりやすく老年にも大歓迎。

EVを主張しないスタイリングも好感が持てる。丁寧に造られたコクピット周り、内装など、間違いなく雰囲気はアウディだが、手動シートスライド、ダンパーレスの重いボンネットは、高級感が売りのアウディらしくない。

アウディと言えば四駆クワトロだが、試乗車は後輪駆動=FRだった。EVで問題の満充電走行距離は、594粁。充分だと思う。ちなみに、モーターは204馬力。

 

迫力の加速はないが、充分な加速で、気持ちよく100粁に到達する。ACCの性能向上、回生ブレーキ強モードならワンペダルドライブも可能。上下フラットな変形ハンドルは、少し走れば違和感なくなる。2100kgという車重らしく、走りの味は重厚で、乗り心地の良さに感心。

なお充電はチャデモ、150KWのAUDIウルトラチャージ、ポルシェのプレミアムチャージなど、アダプターでどれにも対応可能だ。VWファミリーならではの便利さ乗り終わって、EVならではの特別な操作が少なく、ガソリン車から乗り換えやすい車という印象が収穫だった。

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