日野自動車のトラック、小型は10月から。中型も11月から出荷可能になるという

日野自動車の不正問題、発覚当時は立腹した人も多かっただろうけれど、おそらく今や皆さん、「どうでもいい」になりつつあると思う。そもそもトラックって普通の人だと興味の対象じゃないですから。とはいえ日野自動車のイメージはよくないと思う。企業としてなくなってしまっても「まぁそうでしょうね」。実際、今回の不正事件で日野自動車は存続の危機を迎えている。

象徴的なのが「型式指定の取消し」だ。型式指定とは、「この番号が付いたクルマなら安心です」という国のお墨付きのようなもの。本来ならクルマは1台ずつ衝突試験の結果や排気ガスの内容などをチェックし、そいつを書類にして提出し、問題がなかったら公道を走れるナンバープレートが交付される。個人で海外から買ってきたクルマと同じ。1台当たり数十万円かかってしまう。<続きを読む>

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2 Responses to “日野自動車のトラック、小型は10月から。中型も11月から出荷可能になるという”

  1. CX-60 より:

    この日野のニュースを見て以来、通りすがるトラックのエンブレムを見てしまうようになりました。
    いすゞ、三菱、日野、UDトラックス、外資系も入れればSCANIA、ボルボ。数年前から大きなトラックほど外資系のメーカーを見るようになって、厳しくなってきたんだなあと思っていました。
    45万キロなら、安全を見て年単位のインターバルで、弱ってしまう部品を指定交換すれば大丈夫でしょうかね。
    でも、不正を聞いてから日野のトラックが偶然にも煙を吐いていたらもしやと思ってしまいますね。

  2. 納豆 より:

    日野は、今回のリコール内容「走行距離に応じて排気ガスの状況をチェックし、問題あれば触媒などを交換する」を当初から販売サービスに含むか、かつてマスキー法をクリアするためにトヨタがホンダの技術供与を受けたように日野も他社との技術提携を行うなど、あくまで正攻法で問題解決すべきでしたね。
    不正の規模に比例してその代償が大きくなることは、優れた経営者であれば本能的または経験的に理解しているはずであり、今回の一件は本当に残念でした。
    トラック輸送のあり方がまさにこれから劇的に進化していこうとしている今、競合他社や他国からすれば大変ありがたい自滅でしょう。組織のどの階層で問題が隠蔽されたかは知りませんが、仮に技術部門で隠蔽されていた場合であっても、組織をそのような隠蔽体質に染めてしまった責任と原因は、突き詰めれば社長にあります。
    日野はユーザーや国民に誠意ある対応を貫き通し、組織の病巣を摘出することで負の連鎖から抜け出し、経営者は会社全体に向けて新たな未来を切り開く姿勢を、経営者人生の全てをかけて示さなければいけません。
    V字回復で世界の覇権を取る志をもって、日野よ頑張れ。

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