ポルシェタイカン、レースだとテスラモデル3に軽くヤラれる
いやいや競技って本当に面白い! 多くの人はポルシェがタイカンという超弩級の高性能電気自動車を出してきたため、これぞ世界最速だと認識していたことだろう。日本でタイカンが世界初のレースデビューを果たした。ドイツや欧州やアメリカでなく日本だという点は誇っていいと思う。当然ながら皆さんタイカンのブッチギリだと予想。エントリーした人も優勝当然だったろう。
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ドライバーも実績ある。しかし! 予選でモデル3に全く届かなかった! モデル3、サスペンションとタイヤ、ブレーキパッドだけ変更した状態で筑波サーキットを1分1秒992で走っているのに対し、タイカンは1分3秒616。3台のモデル3に届かず予選4位! ただタイカンはデビュー戦のためセットアップ進まず、タイヤも合っていなかったかもしれない。でも圧倒的性能とは思えぬ。
もっと意外だったのが「だらしない」こと。ポルシェなら熱ダレすること無くハイペースで走れるようになっていると思っていた。ポルシェもメディアも、ニュルで7分42秒出した凄いぞと大騒ぎしている。今回筑波で行われたレースのチャート、2番目はラップタイムなのだけれど、10ラップ後にガックリ落ちている。筑波10周で20,7km。ニュルは20,6km。さもありなん。
筑波のレース、全てのモデル3に負け、しかも周回遅れにされちゃった。1人なら強いが、勝負になったらボコボコってヤツです。残念ながらこれが既存の自動車メーカーの限界。だってタイカンより速い電気自動車は存在しないですから。ジャガーEペースも軽く捻られた。アウディeトロンだって同じようなモンでしょう(違うと言うなら出てきて証明して欲しいですね~)。
もう一つの意外は、新型MIRAI。飯田選手がドライバーだったのだけれど、レース中のファステストラップは1分16秒164(予選1分15秒134)。車体ノーマルでバケットシートになっているため標準車より40kgくらい軽い状態だと思う。下は私が乗っていた従来型MIRAI。重いロールケージを組んでいるため標準車より30kgくらい重い。同じ筑波のファステストは1分16秒219。
主催者の富沢さんから今シーズンは新型MIRAIでレースに出ないかとお誘い頂いたけれど、勝てる可能性や伸びる可能性が無いため断念した次第。名手である飯田選手のラップを見ると、間違ってなかったな、と思った。「ハイエースも勝てないだろ」と言われそうながら、伸びる可能性は大いにある。新型MIRAIも伸びる可能性あるが、私の財力じゃ無理です。
そしてポルシェ買うならエンジン車でしょう!
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